はじめに
皆さん、「好転反応」という言葉は知っていますか?整体を受ける際、この言葉を聞いて、「ん?なにそれ?」と首をかしげたことはありませんか?これは専門用語ではありますが、この言葉、実は皆さんの痛みや不調が改善するにあたって、大きく影響する要素の一つなんです。
今日は、この好転反応について、一般の方にもわかる言葉を使ってわかりやすくお話ししていきます。今日の内容を読むことで、もし好転反応が出ても「ああ、これか!」と安心して対応できるようになります。
好転反応とは?
まず、「好転反応とは何か?」について解説していきます。好転反応とは、「整体による体の変化に適応していく過程で起こる反応」を言います。イメージとして、大掃除の最中の「ほっと一息」みたいなものです。整体を受けた翌日、体がだるかったり、痛みが強まったりすることがあります。「え、整体受けたのにどうして?」と思いますよね。でも、これって実は、体の中がきれいになっていくサインなんです。
たとえば、あなたが長年家に溜めこんできた要らないものやごみを片付けるとき、最初はごみが散乱して「あれ、最初より散らかってない?これ…ちゃんと片づけられるのかな…?」と不安になりますよね、。でも、その後地道にごみ袋にすべてを詰め込んで外に出すと、部屋がスッキリきれいに片付くと思います。実は好転反応もこれと似ていて、体の中の「不良物」や「ごみ」を整体でかき集め、その後に体外に出そうとする過程で、一時的に体調が悪くなる場合があるんです。好転反応の種類
好転反応の種類
ちなみに好転反応には、大きく4つのパターンがあります。
1.弛緩反応
「うわ、だる〜い、眠いなぁ」という感じ。これは、筋肉がゆるんで、体の中の古いごみが動き出したサインです。
2.過敏反応
「おっと、お腹がゆるい?痛い?」といった反応。整体で血流が良くなると、体が活発になって、修復作業を始めるんです。
3.排泄反応
「ん?吹き出物?尿の色が変?」体が「ごみ」を外に出そうと頑張っている証拠です。
4.回復反応:
「熱っぽい、気持ち悪い…」これも、体がきれいになろうとする過程の一つです。
好転反応の具体的な症状
1.神面、生理的な症状:
だるい、眠い、倦怠感
2.お腹の症状:
便秘、下痢、吐き気、腹痛
3.頭の症状:
- 頭痛、頭が重い、ふらふらする
4.見た目でわかる症状:
発汗、皮膚の変化(湿疹、吹き出物)、目やに、尿の色の変化
5.腕、肩、舌など体の一部の症状:
痛み、しびれ、痛みを感じる場所の変化
6.その他:
発熱
※「痛みを感じる場所の変化」は、最初に肩が痛かったが、次第にその肩の痛みはやわらぐ。そうなったかと思うと、次は首付近に痛みを感じるようになってきたというように、痛む場所が変わっているように感じる症状のことを指します。人間の体は複数個所に痛みを抱えると、特に痛い部分だけを「痛い」と感知する特性があります。
好転反応は、体の悪い部分だけに症状が現れるとは限りません。悪い部分を良くするために体全体がバランスを整えようとしている反応ですので、好転反応の症状があること自体は、体に悪いことではありません。
好転反応が出たら…
好転反応の症状が見られたら、以下の対処法を試してみてください。
1.水分をたくさん摂る
常温の水やぬるま湯、お茶などを飲んで、体内の老廃物を排出する循環を促しましょう。
2.温かい浴槽の湯につかる:
発汗を促して代謝を上げます。
3.横になる、休む
体の回復をサポートします。
4.運動をする
血行を促進し、体内のバランスを整えます。
それでも落ち着かない場合は…
上記の4つの対処法を実践しても症状が続く場合は、別の要因が考えられるので当院までご相談ください。不安が強くなればなるほど、症状が悪化したり改善に時間がかかってしまう場合もございます。「これって好転反応なのかな…?」と一人で悩むことなく、一度当院にご相談ください。
最後に
好転反応は、整体がうまく効いているサイン。ちょっとした不快感はあるかもしれませんが、「あ、体がキレイになってるんだな」と思っていただけたれば嬉しいです。この話を聞いて、少しでも「好転反応」と上手に付き合っていただき、安心して過ごすための一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。